Case Study

導入事例紹介

その他

計測のバラつきがリスクになる前に、
三誠商会が実現した「スマートなヤード管理」

株式会社三誠商会 製品管理部課長の福谷様に、ドローン測量ツール「くみき」の具体的な活用方法と、
導入によって現場がどう変わったのか、詳しくお話を伺いました。

導入企業ご紹介株式会社三誠商会

石炭と鉄の工業都市、北九州を拠点に「炭素と共に豊かになる世界」を創り出す専門商社

株式会社三誠商会は、福岡県北九州市八幡東区に本社を置く、炭素資源の専門商社です。1964年の設立以来、石炭やコークス、無煙炭といった鉱物性炭素原料の輸入、加工、販売を軸に事業を展開しています。世界各地から調達した原料を、自社ヤードでの高度な加工技術によって顧客ニーズに最適化して供給しており、鉄鋼や化学、セメント産業といった日本の基幹産業を支える安定供給拠点としての役割を担っています。
https://www.sansei-net.co.jp/


「くみき」を導入したきっかけ目視による「感覚的」な管理からの脱却

三誠商会では、響ヤードと黒崎ヤードの2箇所で主要商品である石炭コークスなどの保管・管理を行っています。

従来は、週3回ほど担当者が目視で確認し、感覚的に在庫量を把握していました。しかし、その曖昧な数値に基づいて生産・出荷計画を立てていたため、時には「本来生産しなくてもよい量まで生産してしまう」といった非効率が生じていました。

この現状を打破するため、北九州市中小企業支援センター(FAIS)へ相談したところ、担当者より「くみき」の紹介を受け、導入を決定しました。

響ヤード(HPより抜粋)

「くみき」の活用方法ドローン自動航行で誰でも高精度な計測を

主な活用目的は、保管しているコークスの重量計測です。導入当初は「ドローンでの計測は難易度が高いのではないか」という不安もありました。しかし、実際には以下のステップで業務が完結するため、すぐに操作に慣れることができました。

1. 自動航行による撮影:毎回同じルートを自動で飛ばすだけで撮影が完了。
2. データのアップロード:撮影画像を「くみき」に上げるだけで、オルソ画像や点群データを自動生成。
3. 解析:出来上がった地形データを元に、重量や前回との差分を簡単に算出。

【現場で主に活用している機能】質量計算
体積を計測した情報を元に、単位体積質量を入力することで、正確な質量を自動で計算できます。


導入後の効果業務効率化と「データの共通言語化」に成功

くみき」の導入により、単なる作業の代替以上のメリットを実感しています。

●工数の大幅削減:週3回行っていた保管状況の確認が、月1〜2回へと激減しました。
●属人化の解消:計測精度が安定したことで、担当者の交代による数値のバラつき(リスク)を抑えられ、精度の高い生産・出荷計画が可能になりました。
●社内意識の変化:当初はデータへの懐疑的な声もありましたが、正確なデータ共有を重ねることで信頼が定着しました。折しも担当者の世代交代のタイミングと重なったことで、デジタル管理への移行が進みました。