Case Study

導入事例紹介

建設土木業

土量計算の工数を最大9人日から1人で30分に大幅削減!

株式会社水倉組

株式会社水倉組は、新潟県にある建設土木業を営む会社です。従業員数216名(2022年4月現在)で、100年の歴史があります。また、産官学の共同研究に積極的に取り組み、共同開発された新工法(ストパネ工法)は多数の受賞実績があります。

「くみき」を知ったきっかけと導入しようと思った決め手はなんですか?

将来の建設DXに対応するツールを探していたところ「くみき」を知りました。自社でドローンを所有していましたが、工事進捗状況の空撮のみにしか活用方法を見いだせなかったため、「くみき」と組み合わせることで地形データ生成を行いつつ、盛土などの計測で人員と時間の削減を行える可能性に、魅力を感じました。想定していたよりもドローン測量の費用対効果が高いと感じたこと、非常に使いやすそうなシステムであったことから導入を決めました。また、「くみき」のようなツールを活用することで工事成績の向上も見込めると考えました。

「くみき」を導入する前はどのような課題がありましたか?

工事現場の盛土土量の計測を測量テープや検尺スタッフなどで行なっており、計測対象盛土が複数あった場合に作業日数2〜3日×作業人員2〜3人を要していたことが課題としてありました。

「くみき」を導入したことでどのような効果がありましたか?

導入後はドローンの撮影に数十分、「くみき」のドローン測量機能で計測を行うのに十数分程度で、いずれも1人の人員で対応できることから、作業時間と作業人員を大幅に削減することができました。また、発注者に報告した際に「くみき」の計測結果の信憑性を聞かれましたが、ダンプの台数との比較で大きな誤差がないことを証明しました。

他にも課題と思っていたことはありますか?

ドローンを導入しましたが、着工前写真、工事進捗写真及び竣工写真を撮影する程度にしか活用できておらず、もっと有効活用したいと考えていました。また、導入の決め手でもお話しさせていただきましたが、将来の建設DXに対応するためにも、身構えせずに点群データを使用できる仕組みが必要とも思っていました。

そちらの課題についても「くみき」を導入したことでどのような効果がありましたか?

上記の土量計算に加えて、災害時に人が立ち入れない場所でドローンと「くみき」を用いて崩れた法面を容易に計測できるようになり、ドローンの活用の幅が広がりました。また、写真だけではなく点群データを資料に加えることが可能となり、資料作成に役立っています。

「くみき」を使ってみての感想や良かった点はありますか?

現場条件にもよると思いますが、体積を測るときに器械の備え付けがない点はレーザー測量と比べても便利です。動作が軽くてスムーズに作業ができますし、さらにクラウドで過去プロジェクトの共有が容易なため、ナレッジ共有や社員教育にも寄与しています。機能追加の要望に対して素早い対応をとってくれるので、今後の改修で今まで活用できていない部分でも業務を効率化できるのではないかと期待を膨らませています。

最後に今後「くみき」に期待することはありますか?

欲しかった機能が近いうちに追加されるとのことで、開発のスピード感に驚きました。現在使用している機能には不満はありませんが、土量計算以外にも自社の現場でくみきの活用の幅が広がるよう、今後のアップデートに期待しています。