Case Study

導入事例紹介

建設業

内製化とアウトソーシングのベストバランスを構築!

鹿島建設株式会社

鹿島建設株式会社は、東京都港区元赤坂に本社を置く、土木工事・建築工事・不動産開発・PFI事業・再生可能エネルギーなどを手がける、日本を代表する総合建設会社です。

「くみき」を知ったきっかけと導入しようと思った決め手はなんですか?

「くみき」を導入する5年程前から海外製のsfm処理ソフトを利用していました。その中で唯一の国産サービスである「くみき」はリリース時から注目しており、特に2022年の大幅なアップデートからは随時情報を追っていました。
導入の主な決め手は
● カスタマイズできる点
● 国産サービスである点
● GIS機能を保有している点
(GoogleMap感覚で利用できる手軽さ)
● 知識不要で障壁が低い点
の4点を魅力に感じ、導入に至っています。

「くみき」を導入する前はどのような課題がありましたか?

例えば土量を測る際に、従来では測りやすくする為だけの目的で土を整形する無駄な作業がありました。それらを効率化する目的で、前述の通り海外製ソフトを先行して導入しました。ただ、日本では利用しない機能が多い反面、本当に欲しい機能が少なく、また何かトラブルや確認事項が発生した際の対応が遅いことから中々社内に浸透せず、アウトソーシング主体の従来方式からの脱却が叶いませんでした。

「くみき」を導入したことでどのように改善することができましたか?

前述の課題から測量、CAD業務はアウトソーシングしてICT土工を行っていたところを内製化することができました。他方、現在は人材不足等の観点からアウトソーシングが主流であり、内製化することが逆行している様にも見えますが、もう一方の課題として全てをアウトソーシングしてしまうと、自社には知識・知見として何も残らなくなってしまいます。「くみき」を導入してからは、自社・アウトソーシングのベストバランスを築くことができ、業務効率化・生産性向上を実現しながらも必要な知識・知見を会社に残すことができています。
実務においては、特に災害時等は必ず現場に行って作業や指示を行っていたところ、「くみき」の強みであるクラウド型という利点を活かし、本社・支店などオフィスにいながらでも遠隔から動かすことができることで、より迅速且つ効果的に業務遂行ができる様になりました。
企業としての競争力、実務の効率化・生産性向上の両軸において大きな効果を発揮しています。

今後の展望を教えてください

リモートセンシングの更なる進化を期待しています。例えば非GNSS環境での利活用と技術確立を実現して、地上と地下の両方を可視化できれば大きなインパクトを残せると思います。「くみき」を中心としたスカイマティクス社が持つ技術力と、当社がもつ経験を掛け合わせ、世の中に影響を与える取り組みを積極的に展開していきます。