属人化からの脱却で作業時間80％以上削減を実現！

「くみき」を知ったきっかけと導入しようと思った決め手はなんですか？

元々「くみき」は展示会でその存在を知りました。第一印象は「点群の作り方に優れている」という点でした。
その後、100,000㎥超の大規模現場を進めるにあたり、「現場進捗管理目的」と「属人化解消目的」で導入に至っています。

「くみき」を導入する前はどのような課題がありましたか？

現場での技術職員、特にベテランと若手の間でのレベルに乖離があることが大きな課題でした。若手の育成が必要なことは理解しつつも、現実は十分な時間確保ができず、結果的に人によって作業結果が異なる状態になっていました。
また、当時はライダーセンサーや外注に依存しており、現場が大きくなるほど労力と費用が圧迫しており、いかに現場規模や業務に応じた内製化を進めていくのかが課題でした。

「くみき」を導入したことでどのように改善することができましたか？

「くみき」を導入してからは、既に前述の課題も大きく改善されています。例えば、1日〜2日かかっていた作業が、数時間程度で完結するに至り、結果的に80〜90％以上の時間削減ができています。また、見えにくい部分では残業・人件費も削減することができています。更に、「くみき」で得た結果を基準とすることで、属人的な誤差がなくなり一律の精度・判断基準で業務を進めることができる様になりました。その結果、ベテランの技術職員がかかりっきりになる必要性が減り、測量が必要な他の現場に回せることで、「社内人員の配置の最適化」を実現できています。社内で完結できる業務が増えた結果、外注費も大幅に削減でき、「抜群のコストパフォーマンス」を実感しています。

今後の展望を教えてください

国土交通省の方針に会社として対応すべく、BIM/CIMを全現場に適用を加速させています。
現段階では、国や会社の方針として「やらされ感」があることは否めないですが、最新技術や工法の導入の価値を会社全体に落とし込み、「やりたい」と思える雰囲気を醸成していきます。