2022年4月11日

GIS最前線!リモートセンシングと
最先端のWeb GISの活用でDXは加速する!

カーナビゲーションシステムやGoogleMapなどを使い、店舗検索、不動産検索など、目的の情報を検索し地図上で確認する行動は当たり前のものになっています。

これを支える技術がGIS(ジー アイエス)です。

GISとは、Geographic Information System の略称で日本語では地理情報システムと呼ばれます。​​
GISは、地球上の様々な地理空間情報(地理的な情報を持ったデータ)を地図と結び付けて扱う仕組みで、具体的にはそれら情報を地図上で可視化し、体系的に管理することで、空間的な検索、解析、表示する機能を有するシステムと言えます。

リモートセンシングとは、ドローンや地球観測衛星、スマートフォン等のツールを使って遠く離れたところから、対象物に直接触れずに対象物の形状や性質を観測する技術。言い換えれば、「見ないものを、見えるようにする」技術とも言えるでしょう。

バラバラだった地理空間情報を可視化するGIS技術、対象物に触れずに「見えないものを、見えるようにする」リモートセンシング技術を活用することで、文字や数値では分からないこと、現地に行かなければ分からないことを理解できるようになります。

デジタル技術を活用し、分からなかったことが分かるようになることは、人の意思決定を変え、人の行動を変えることにつながります。まさにDX(デジタルトランスフォーメーション)ですね。

今回は、リモートセンシングとGISの活用によるDXサービスについて解説していきましょう。

GISとは!?情報と地図の融合

GISは、地球上の様々な地理空間情報(地理的な情報を持ったデータ)を地図と結び付けて扱う仕組みで、具体的にはそれら情報を地図上で可視化し、体系的に管理することで、空間的な検索、解析、表示する機能を有するシステムと言えます。

世界初のGISは英国の地理学者であり「GISの父」とも言われるRoger Tomlinson(ロジャートムリンソン)博士によって、1963年にカナダで開発されました。このカナダ地理情報システム(CGIS)は、カナダ土地目録の地理空間情報を保存するために使用され、CGISによりカナダの土地利用管理と資源監視のための規制手順が開始されました。

日本では、1970年代に総理府統計局が「小地域情報システム開発の基礎研究」プロジェクトを立ち上げ、米国でも開始されていたセンサスのデータのGIS化の研究を開始しましたが、概念設計に留まりました。1995年の阪神淡路大震災を契機として、震災直後の1995年1月にGISに関する研究を行っている地理情報システム学会は「空間データの社会基盤整備に関する提言書」を発表し、同年9月に内閣に「地理情報システム関係省庁連絡会議」を設置。1996年12月に「国土空間データ基盤の整備及びGISの普及の促進に関する長期計画」を発表し、国土基盤データの基盤整備、地理空間情報の規格化・標準化、行政サービスの電子化に乗り出し、政府によるGIS利用を推進しました。

2002年に発表されたe-Japan計画において「地理情報システムの推進」が盛り込まれ、さらに2007年に「地理空間情報活用基本法」の成立を受け、基盤地図情報の整備が始まったことで、一層GISが推進されるようになりました。

GISはこのように長い歴史を経て、私達の生活に必須のアイテムになってきたのです。

GISの技術要素

GISは、様々な地理空間情報を電子地図の上にテーマに応じてレイヤ(層)ごとに分類して載せ、その情報を表示、作成、編集、検索、解析、印刷する機能を有するシステムです。

GISデータは主に地物の位置や形状などで表される地理空間情報とそれに付随する属性情報の2つで構成されます。例えば、災害発生時における土砂崩れに関する情報の場合、土砂崩れの位置情報(緯度と経度)が地理空間情報、発生日や土砂量が属性情報となります。

そしてGIS上で表示するデータ形式は、ラスターデータとベクターデータに大別されます。

ラスタデータは、主に衛星画像、航空写真などのデジタル画像で、行と列のグリッドに並んだピクセルで構成されるデータです。

ベクターデータは、地図の道路や建物など、ポイント(点)、ライン(線)、ポリゴン(面)で表されるデータです。

このように様々な地理情報をGISデータ化し、テーマごとに地理空間情報と属性情報を持ったテーブルを生成することで、GIS上に表示することができ、これにより地図上で自由に重ね合わせたり、解析することで、高度な分析や迅速な判断が可能になります。

近年では、GISを更に進化させ、Webをベースとした地理空間情報の共有と利用を実現するプラットフォームとしてWebGISも発展しています。インターネット上でGISを利用できるため、大量の地理空間情報の取り扱いも楽になり、専門知識がなくてもGISを利用できるようになっています。

ドローンやスマートフォンなどのリモートセンシングデバイスにより、航空写真や地上のデジタル写真を撮影することが容易になったことから、誰もがGISに表示できるデータを気軽に得られるようになっており、リモートセンシングとWeb GISの利用は益々進むでしょう。

ドローン測量・現地管理DXクラウド「くみき」でリモートセンシングとGISによるDXを推進

リモートセンシングとWeb GISを両方体験できるサービスとして、スカイマティクスが提供するドローン測量・現地管理DXクラウド「くみき」があります。

「くみき」は空からの目線と地上からの目線で、現場に関わるデータを地図上でレイヤごとに分類して丸ごと管理できる新しいWeb GISサービスです。

空から地上から!現場のデータを丸ごと地図上で可視化

「くみき」は、地図上で様々な現場データの保存・共有ができる「コンテンツ管理機能」と高度な地形計測・分析まで可能な「ドローン測量機能」を両立したWeb GISサービスです。

見える化したい現場の最新のオルソ画像をベースマップとし、スマホ・ドローンの画像・動画やコメントを地図上の位置と紐付けて自動整理することで、広大な現場に散らばるデータも一目で確認でき、離れた関係者にも詳細な共有が可能になります。まさに、社内外の関係者、現地に行ったことない関係者にも、現場を丸ごと見える化するサービスです。

とても便利なタグ・ラベル機能

タグ機能により、バラバラのコンテンツにタグを設定できるため、システムにアップロードした画像や動画を、カンタンに整理して素早い検索が可能となります。大量のデータから目的のデータを一瞬で見つけることで、データを探す時間を削減できます。

仕組みとしては、ユニークキー(現場キー)を、タグとして付与することで、現場ごとの分類が可能となります。通常なら、システムに登録する前に個別に行う必要がありますが、「くみき」なら登録後のデジタルコンテンツに付与が可能なので、とても便利です。

また、ラベル機能はオルソ画像上に目印をつけて、作業指示、作業後の記録や関連資料のリンク等を設定することができます。使い方は自分次第で、写真と写真以外の属性情報を地図上で可視化することにより、効果的かつ効率的に情報を伝えることができ、社内外の関係者とのコミュニケーションの向上を図ることができます。

スマートフォンアプリ

スマートフォンで撮影した現場の写真を、くみきアプリからカンタンに登録できます。その場で地図・オルソ画像上に表示され、すぐにアプリ・Webで最新の情報を共有できるので、より確実な現場管理が実現します。

さらに、現場ではなかなか確認しづらい真上からの俯瞰的な状況も、アプリからオルソ画像にアクセスして確認できるので、現場効率がアップします。

その他にも「くみき」には便利機能が満載

「くみき」には先に紹介した機能以外にも、次のような便利機能が満載なので、現場管理・写真管理だけでなく各種計測などでも活躍するサービスです。

・地形データ生成
・写真・動画の地図上保存
・各種計測
・位置補正
・多時期比較
・地形データダウンロード

今後はリモートセンシングとGISによるDXが当たり前の時代がやってくる!

今回は、GISの歴史、GISとリモートセンシングの活用によるDXについて詳しく解説してきました。

GISが誕生して約70年、GISで表示できるデータを気軽に手に入れられるようになったことで、GISの活用用途は益々広がっています。

様々な地理空間情報を管理するためにGISを構築する時代から、Web GISサービスを活用した現地管理や現場管理により、現場を丸ごと見える化し迅速な意思決定と生産性の向上を実現する時代へ進化しつつあります。

自社の業務に適したリモートセンシングサービスやGISサービスを利用することで、企業はシステムを構築する時間や、データの管理に使う時間から解放され、新たな価値ある活動に時間を使えるようになることは間違いありません。様々な業界や企業が、リモートセンシングとGISを当たり前に活用しビジネスを変えていくため、自社に最適なGISサービスを採用していくことを期待します。

先にご紹介した「くみき」では、デモアカウントで、ドローン測量から写真管理、そして最新のWeb GISサービスまで最先端の現地管理DXを体験できます。

公式サイトからカンタンに「デモ画面リクエスト」ができるので、試してみることをおススメします。